開講にあたって
中国、フィリピン、ベトナム、ミャンマー・・・ ブリッジSEがオフショア開発成功のカギを握る

 システム開発の一部作業をアジアなどのIT企業に委託する「オフショア開発」が始まってから20年。先行する企業は、言語や文化、商習慣などの違いに苦しみ、時には失敗を重ねながらも、成功への方策を探ってきました。次第に双方の理解は深まり、オフショア側のエンジニアたちの技術力や品質に対する考え方は進化を遂げ、オフショア開発を利用したシステム開発手順も確立してきました。ただ、国内ですべての作業をこなす場合と比べるとまだ成功率は高くなく、不要な手戻りなどによってせっかくのコスト削減効果を打ち消してしまうことが少なくありません。遠く離れた拠点を行き来する「ブリッジSE」の個人的なスキルに成否が依存するといった悩みを抱える企業は少なくないでしょう。
 現在、日本におけるオフショア開発の発注先は、全体の約8割が中国に集中していると言われ、今後も中国のIT企業は日本にとって重要なオフショア開発の重要なパートナーであり続けるでしょう。さらにフィリピン、ベトナム、ミャンマーなどアジア各地にも拡がりを見せています。こうした状況で日本側は、オフショア開発の開発手順に磨きをかけて、さらなるコスト削減や開発スピード向上といったメリットを出していく必要があります。
 そのカギは、ブリッジSEのプロジェクトマネジメント力にかかっています。そこで日経コンピュータは、オフショア開発に必要なスキルや知識、ノウハウを体系的に習得できる研修を用意しました。
 研修では、オフショア開発の経験者が講師を担当し、開発成功に向けた様々な実践的な教育を提供します。具体的には、文化や商習慣の違い、距離の制約を乗り越えてコミュニケーションを図る方法、海外のIT技術者に品質管理の重要性を伝える方法、オフショア側が主体的に日々の品質管理業務をしっかりこなすようにする方法などです。中国、フィリピン、ベトナムなどオフショア開発現場の最前線で多くのプロジェクトを成功に導いてきた講師陣が、他にはないリアルな実践型教育を実施することで、現場での即戦力に繋がるノウハウを習得することができます。

担当講師を追加いたしました。
プログラム詳細を一部変更いたしました。
(2014/3/4)

本講座のコンセプト
オフショア成功への3つのポイント
プログラム詳細はこちら
本講座の目的
受講頂きたい方
日本及び中国、フィリピン、ベトナム、ミャンマーなど海外で活躍するIT業界のプロジェクトマネージャー、システムエンジニア、プログラマーの方々。
受講料

<受講料に含まれる内容>
参考書籍「オフショアプロジェクトマネジメント【SE編】」(幸地 司、霜田 寛之著、技術評論社)/「オフショアプロジェクトマネジメント【PM編】」(幸地 司、霜田 寛之著、技術評論社)/オリジナルテキスト/昼食代

すでに参考書籍を所有されている場合でも社内研修教材としてご活用くださいますようお願い申し上げます。
3名以上の同時申込は別途お問い合わせください。
会場
アーバンネット神田カンファレンス 会場MAP
〒108-0047 東京都千代田区内神田三丁目6番2号 アーバンネット神田ビル3階
<最寄り駅>
JR山手線・京浜東北線・中央線神田駅西口から徒歩1分
東京メトロ銀座線神田駅1番出口から徒歩2分
お申し込みについて
下記ボタンより「受講申込フォーム」ページに進んでください。フォームに必要事項をご入力の上、送信してください。後日、受講券と請求書をお送りします。

本セミナーの受付は終了いたしました

受講料は開催日(受講開始)前日までにお振り込みください。お申し込み後のキャンセル、ご送金後の返金はお受けいたしかねます。代理の方が出席くださいますようお願いいたします。
最少開催人数(20名)に達しない場合、または主催者、講師等の諸般の事情により開催を中止させていただく場合があります。
送信いただいた情報に不明な箇所があった場合等、確認のためにe-mail・電話等での連絡をさせていただくことがございます。
お申し込みいただいた時点で本セミナーが満席の場合は、事務局からご連絡します。キャンセルが出た場合は事務局からご連絡さしあげますので、その時点で、改めて受講のご希望を確認させていただきます。
会場までの交通費や宿泊費は、受講される方の負担となります。
講師の急病、天災その他の不可抗力、又はその他やむを得ない理由により、講座を中止する場合があります。この場合、未受講の講座の料金は返金いたします。複数回連続して開催する講座の場合は、全体の開催回数の中で、中止した講座の回数分を回数による均等割でお客様へ返金します。
講師紹介
三宅 雅文氏

富士通SE会社に20年勤続後、中国大連市に、システムサービス会社を設立。富士通SE会社に在籍時は、2005年から中国オフショア開発の現場マネージャとして活躍し、多くの自社開発パッケージのコストダウンに貢献する。独立後は、中国(大連)オフショア開発委託の経験から、オフショア開発委託による生産革新のコンサルティング、ソフトハウスやユーザー企業の大連オフショア開発を支援。現在は開発作業よりも、プロジェクトマネジメントに重きを置いた会社経営を実践している。

幸地 司氏

2003年、業界に先駆けオフショア開発に特化した研修コンサルティング会社を設立。その後、“オフショア大學”のブランド名で日本国内だけではなく中国・ベトナム・フィリピン・ミャンマーの現場に入り込み活躍。実践的でわかりやすい事例研究が高い評価を得る。主な著書に、「オフショア開発に失敗する方法」(ソフト・リサーチ・センター)、「オフショアプロジェクトマネジメント【SE編】【PM編】」(技術評論社)共著など。沖縄生まれ。九州大学大学院修了。

プログラム詳細
第1回 3月25日(火) オフショア開発プロSEに求められる異文化コミニュケーション知識~コミュニケーションの壁を乗り越えオフショアプロSEになる!~
第1部 オフショア開発の現在

1. オフショア開発の最新動向

  • ・日本のオフショアリング市場環境
  • ・品質および生産性の実態
  • ・オフショア開発の本質的な課題
  • ・現場の年齢構成(人口ピラミッド)の比較
  • ・「石の上にも三年」を嫌う外国人のキャリア観

2. オフショア開発の進め方

  • ・発注準備の留意点/現場指導の初期
  • ・上流工程の留意点/80%は伝わっていない
  • ・受け入れの留意点/本音は拾えない
第2部 オフショア開発でよくある失敗事例とその対策

3. オフショア開発のための文書作成と作業指示

  • ・Q&A対応におけるメール、チャット、電話
  • ・ブリッジSE/通訳活用の三原則
  • ・中国人SE向け文書の留意点
  • ・【演習】中国人は嘘つきか?

4. オフショア品質管理の取り組み

  • ・「管理=コントロール」の弊害
  • ・予実績乖離分析の欠落
  • ・根本原因分析=面子が潰れる
  • ・【演習】再発防止策が形骸化する理由とは
第3部 言葉と文化の壁を超えるコミュニケーション

5. 文化的差異に起因するトラブルへの対策

  • ・規則に対する考え方の違い
  • ・品質基準の違い
  • ・身内環境と外部環境の違い
  • ・信頼関係の違い

6. 事例で学ぶ国際共通交流手段としての日本語&英語

  • ・「問題なし」と「没問題」と“No problem”
  • ・わざと明言を避けたい:時制と態
  • ・進捗確認に便利な表現: “go”と“come”
  • ・再テストしたので次はOK:進行形“-img”
第2回 3月26日(水) オフショア開発PM・SEに必修の実践テクニック~異文化コミニュケーション知識のプロジェクト活用のコツ!~
第4部 オフショア開発SEに必須のテクニック

1. 仕様書作成から仕様伝達、仕様変更

  • ・仕様書を取り巻く課題
  • ・外国人技術者に伝わる日本語文章術、文書作成術
  • ・複数文書間の整合性
  • ・仕様伝達の準備と心構え
  • ・仕様伝達の実施と確認
  • ・仕様変更の考え方、円滑に進める基本方針
  • ・Q&A管理(ツールと運用)

2. 設計レビューとソフトウェアテスト

  • ・品質意識のすり合わせ
  • ・品質の作り込み
  • ・設計レビューの実施
  • ・ソフトウェアテストの監視と受け入れ
第5部 オフショア開発PMに必須のテクニック

3. プロジェクト運営支援

  • ・プロジェクト運営支援の枠組み
  • ・プロジェクト切り出し
     プロジェクト視点・工程別・自社視点による切り出し判定
  • ・見積り・契約支援
  • ・リカバリ介入
     リカバリ介入(プロジェクトの火消し)の契機、リカバリ介入手段
  • ・プロジェクト監査
     プロジェクト監査計画
     監査実施・報告
  • ・進捗管理
     進捗管理プロセスの計画
     進捗実績把握
  • ・品質マネジメント支援
     品質保証と品質コントロール
     オフショアプロジェクト固有の監視項目
第6部 模擬実習「オフショアプロジェクトマネジメント」

4. 演習

  • ・仕様書レビュー
  • ・受入検証
  • ・プロジェクト運営手順

プログラム詳細を一部変更いたしました。(2014/3/4)

よくある質問
講座の受講対象者はどのレベルを想定していますか?
システム開発に携わったことのある方であればレベルは問いません。現在オフショア開発に携わっていない方でも、ブリッジSEに求められるスキルや知識を習得できるよう、カリキュラムを作成しております。
1社複数名参加の場合、割引などはありますか?
2名申し込みについては割引の価格を設けております。
2名同時申込:198,000円(税込み) 一人あたり99,000円
3名以上のお申し込みについては、日経BP社までご相談ください。
講座の受講形態について
基本的に全カリキュラムを通してご参加いただくことによって、ブリッジSE/PMに必要なスキルを習得できるよう、講座カリキュラムを開発しております。ただ、業務の都合等により受講者以外の方が代理でご受講いただいてもかまいません。
お問い合わせ先 日経BP社読者サービスセンター セミナー係 TEL.0120-255-255
セミナーに関するよくあるご質問お問い合わせ